「PRIDE MONTH -自分らしい生き方を考える-」を開催

20 July 2021

「PRIDE MONTH -自分らしい生き方を考える-」を開催

みなさん、PRIDE MONTH(プライド月間)という言葉、聞いたことありますか?
どんな性認識・性的指向を持つ人も、プライドを持って「自分らしく」生きられる社会を作るために変化を呼びかける期間という意味で、世界各地でLGBTQIA+の権利やコミュニティー、そしてダイバーシティへの支持を示すさまざまなイベントが行われるのです。

私たちTBWA\HAKUHODOも、この機会にLGBTQIA+について知って、考える。ひいては自分らしい生き方とは何か、ということを考える1か月として、社内で「PRIDE MONTH -自分らしい生き方を考える-」を開催しました!

「Peace Pirates」 presents – PRIDE MONTH

PRIDE MONTH は、3月のGender Weekに続き、有志の社員で結成されたダイバーシティ推進ワーキンググループ「Peace Pirates(ビース・パイレーツ)」によって企画されました。

Knowing, Understanding, Taking Actionの3つのステップに分けて、それぞれゲスト講演・研修、社員によるディスカッション、メールマガジン配信などのさまざまなコンテンツを通じて、ダイバーシティや自分らしさ、LGBTQIA+について知って考え・理解することから、一人ひとりがアクションを起こすことをゴールに実施しました。

「PRIDE MONTH -自分らしい生き方を考える-」を開催

イベント後のアンケートでは、約95%の社員が「自分の意識に変化があった」と答え、こんな感想が寄せられています。
「PRIDE MONTHは、LGBTQ+の当事者でなくてもこの話題を語っていいんだ、という意識を持てたことが自分の中で大きな変化だった。」
「LGBTQ+に対して身近に感じることができて良かった。」

井木クリスCOOからも、こんなコメントが寄せられました!
「PRIDEとは一見、LGBTQIA+に焦点を当てているように見えますが、他者の「違い」を認め、受け入れる人間性を祝うことが本質だと考えます。ライフスタイル、性的指向、信念などの面で、異なる好みを持つことはごく自然のこと。しかし、「違い」を理由に差別や侮辱、排除や疎外したりすることは許されません。これが今回のPRIDE MONTHから、皆さん一人ひとりが感じ取って頂きたいことです。PRIDE MONTHは1か月間だけのものですが、PRIDEという概念は1年を通して私たちの心に留めておくべき。私は「アライ」です。さぁ、あなたは?」

【TBWA\HAKUHODO『PRIDE MONTH』イベント内容のご紹介(一部抜粋)】

<Knowing>全社ダイバーシティセミナー

テーマ:ダイバーシティについて話しませんか?

PRIDE MONTHでフォーカスするLGBTQIA+や自分らしさといったテーマを理解するために、一番はじめにDEI―Diversity(多様性), Equity(平等) and Inclusion(包容)についての全社研修を実施しました。ダイバーシティやチームでの心理的安心の重要性について学び、広告の事例から無意識的差別を意識する時間を設けました。
セミナーを経て参加者からは、「DEIが付帯条件でなく必須条件であることがよくわかった」、「何より相互理解が最も大事であることを改めて確認できた」といった声が寄せられました。

<Understanding>Disruptor Series(ゲスト講演)

「PRIDE MONTH -自分らしい生き方を考える-」を開催

ゲスト:メイクアーティスト・僧侶 西村宏堂さん

テーマ:「自分らしさとCREATIVITY」

メイクアップアーティスト、僧侶、LGBTQ活動家という様々な顔を持つ西村さんに、自分らしさを見つけるまでの旅をお話いただきました!西村さんの人生の中で、情報を得ること、人に出会うこと、いろいろな場所に行くこと、この3点が「自分を自由にする方法」だったそうです。
クリエイティビティについて話した後半のトークセッションでは、クリエイティブであるため日頃から気をつけることや、人を勇気づける広告などについてお話いただき、包容的でポジティブなメッセージングの重要性について改めて考える機会となりました。

ゲスト:TOKYO RAINBOW PRIDE 顧問 山縣真矢さん

テーマ:「Rainbow Pride Paradeの成長と意義」

「東京レインボープライド」の設立からメンバーの一員として、現在は「特定非営利活動法人 東京レインボープライド」の顧問でいらっしゃる山縣さん。セクシュアルマイノリティの解放を訴えるために1970年からNYで始まり、現在では世界中に広まっている「プライドパレード」のあゆみと意義についてお話いただきました!
マイノリティの人々の心理的安心を守る「ally(アライ)」の存在や、LGBTQ+フレンドリーな企業が増えてきている現状、人と社会を動かすクリエイティビティの重要性についても理解を深める機会となりました。

<Taking Action>社員によるディスカッション

「PRIDE MONTH -自分らしい生き方を考える-」を開催

テーマ:TH Library × Peace Pirates Live!「LGBTQIA+C ー LGBTQIA+こそCreativityの源泉だ!」

TBWA\HAKUHODOの本好きの社員が集まっている「TH Library」、そしてダイバーシティ推進のため集まった「Peace Pirates」がコラボし、LGBTQIA+とダイバーシティについて学び考えさせる、本とカルチャーを紹介するイベントを設けました!
事前に社内のLGBTQIA+の当事者から受けたお悩みに対し、社内のさまざまな部署からのゲスト5人から、それぞれの「多様性の時代に読んでおきたい一冊」をオススメいただきました。音楽や漫画、歴史、ファッション、ネットフリックスなど、ゲストの異なる観点と切り口からLGBTQIA+について話し合ったこの時間について、参加者からは「それぞれの「好き」が入り口になっていたのが面白かった」「いろんな人が異なったフィルターを通してある問題意識について深掘りするのはとても刺激的だった」「自分では発見できない本もたくさん紹介いただき、頭を柔軟にして新しい本に挑戦したいとワクワクした」といった感想が寄せられました。
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広告というものは大勢の人の目に触れ、大勢の人を動かすことを期待されています。だからこそ、さまざまな「違い」があることを知って理解し、行動に移すことが広告会社に求められています。私たちTBWA\HAKUHODOはクリエイティビティや広告を通じて、全ての人が「自分らしく」生きる世界を創ることを目指していきます。

今後も、さまざまなDEIの課題に取り組み、社内外の「Diversity, Equity, Inclusion」において幅広く活動していく様子をSTORIESで紹介していくのでぜひお楽しみに!

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広報チーム (koho@tbwahakuhodo.co.jp)