通園バス置き去り防止装置「うたうアラーム」発売

13 July 2023

TBWA\HAKUHODOとバス用機器メーカー・オージとの共同企画・開発
保育士資格をもつクリエイティブディレクターらが発案

TBWA\HAKUHODOが、バス用機器の製造販売を行う株式会社オージ(以下オージ)と共同で企画・開発した、通園バス置き去り防止装置「降車確認支援システム」うたうアラームが、2023年7月13日(木)にオージより販売開始されます。また、発売に合わせて装置に使用しているオリジナル楽曲「バスがついたよ ゴーゴーゴー」がApple MusicやSpotifyなどの各種音楽配信ストアにて配信開始されるほか、楽譜データをオージ社のサイトにて無料配布(http://www.kk-oji.co.jp/sys/whatsnews/view/32)、オリジナルアニメーションがYouTubeにて公開されました(https://youtu.be/7tGTbPCb83A)。

■オリジナル楽曲のチカラで、園児が歌いながら自らバスを降りたくなる新しい装置に
近年、幼稚園や保育園の通園バスにおける園児の置き去り事故が相次いで発生したこと受け、2023年4月からは「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置」の設置が義務化されたほか、設置に関する補助金の給付が開始されました。しかし、こども家庭庁が6月末に行った調査によると、全国の設置率は55.1%に留まっているのが現状です。
こうした中、「保育」に関する社会課題をコミュニケーション視点で解決していくため保育士資格を取得したTBWA\HAKUHODOのクリエイティブディレクター・原口亮太は、昨年の置き去り事故発生を受け、降車合図装置をはじめとするバス用機器の製造を行なっているオージに電話でアポイントメントを取得。事故2日後にはバスボタンを安全確認装置に転用する仕組みを提案。オージも同じように製品を活用した課題解決を検討していたことから、共同での企画・開発が実現しました。
置き去り防止装置は、センサーで車内の園児を感知して知らせるものや、車内の確認を促すアラームを発するものが多い中、「うたうアラーム」はオリジナル楽曲を車両内に流すことで、園児たちの自発的な降車と運転者の目視確認につなげる新しい装置です。プロジェクトチームでは、園児たちに歌を歌ってもらうことで行動が変わるのではないかというアイデアから、オリジナル楽曲を制作。TVCMやアーティストへの楽曲提供など幅広く活躍する作曲家・福島節氏に依頼し、バスが着いたことを知らせる歌詞と親しみやすいメロディーの楽曲が生まれました。

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