TBWA\HAKUHODO×JTB総合研究所の実証実験レポート公開

13 June 2023

新しい時代の旅は「余暇」から地域と価値を与え合う「与価」へ
価値を与え合うことで自分の心地よい居場所を見つける旅が求められる傾向

TBWA\HAKUHODは、2020年から取り組んできた観光復興プロジェクトの取り組みの一つとして、株式会社JTB総合研究所と、コロナ禍によって新たに生まれた旅の兆しを具現化するプロジェクト「兆しツアー」の開発に取り組んでいます。

昨年11月には山形県最上地域で、ニューノーマルな旅に求められる「心地よさ」を具現化したツアーの実証実験を、同地域でまちおこしや移住推進に取り組む一般社団法人雪と暮らし舎の協力のもとで実施しました。その結果、従来の「余暇」を過ごす=余った暇を消費するだけでなく、「与価」=地域と価値を与え合うことで自分の“心地よい居場所”を見つける新しい形の旅が求められているとわかりました。これらの結果をまとめたレポート『新しい旅の「兆し」~心地よさの源泉を探る〜』を本日公開いたします。

【TBWA\HAKUHODO プロジェクトチームからのメッセージ】
コロナ禍の観光業界で頑張る方のために、役立つガイドを作りたい。そんな有志を持ったメンバーが集まった『観光復興ガイド』プロジェクトの開始から3年が経ちました。この間、追求してきた新しい旅の一つとして、今回「与価」により心地よさを生むという形が見えてきました。そして、この与価を実現するために必要なのは、価値を与えるだけではなく外から来た人の価値を受け入れる余白があること。この余白は「旅行者が関与できる地域の課題」と言い換えることもできそうです。日本全国どこの地域も課題山積と言われていますが、今回見えてきた与価旅はこの課題を資源に変えるきっかけになるかもしれません。観光業界のみなさまにとって、今回の発見が少しでも取り組みのヒントになれば幸いです。

・レポート『新しい旅の「兆し」 ~心地よさの源泉を探る~』:https://www.tourism.jp/store/item/whitepapers/signs-for-new-tourism/

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