アートディレクターの清水恵介が『THE FIRST TAKE』に企画・クリエイティブ・ディレクションとして参加

29 April 2020

 

TBWA\HAKUHODOのアートディレクター・清水恵介がクリエイティブ・ディレクションを手がける『THE FIRST TAKE』(運営:THE FIRST TAKEプロジェクト)が、新しい音楽の楽しみ方を国内外に広げています。

 

『THE FIRST TAKE』は、2019年11月より、YouTubeチャンネルを中心に人気アーティストとのコラボレーション企画を展開しているプロジェクトです。アーティストたちが一発撮りのパフォーマンスをする様子を動画で配信し、彼らの一度きりのテイクに込める想いやその緊張感に触れることができるという、これまでになかった新しい音楽コンテンツで、YouTubeの動画再生回数が計1億回を突破するなど、注目を集めています。

 

清水恵介は、2009年にTBWA\HAKUHODOに入社して以来、数多くのグローバルクライアントの広告キャンペーンやブランディングを牽引してきました。彼の手がけた作品は、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル金賞、ニューヨークADC賞グランプリ、Clio Awards グランプリをはじめ国際的な広告賞を多数受賞しているほか、清水自身もJAAA 2018年CREATOR OF THE YEARメダリスト、アジア最大の広告専門誌Campaign Asia-Pacific主催 Agency of the Year 2019においてCreative Person of the Yearに選出されるなど、国内外でその実力が認められています。

 

THE FIRST TAKE:YouTube / Instagram / Twitter

 

【Creative Director / Art Director 清水恵介 コメント】
YouTubeで誰もが動画を発信できる今、ユーザーが求めているのは、これまでにない本格・本質を、真実性をもって感じられるプリミティブな映像コンテンツなのではないかと考えました。

 

そこで、プロのアーティストが本気で音楽に向き合う姿や、ライブで体験するような“再現性のない音楽の楽しみ方”にこそ、価値があるのではと思い、一発撮りで音楽に向き合う企画をたてました。

 

一発撮りのメリットは、撮影現場で起きている状況を、報道番組のように忠実にユーザーに伝えることが出来る点です。そうすることで、観る人の数だけ解釈が生まれるコンテンツになります。“一万回歌った完璧なテイクよりも、一回限りの魂がこもったファーストテイク”にYouTube動画の常識をアップデート出来る可能性を感じたのです。

 

映像は、高画質・高音質にこだわりながら余計な演出を一切排除することで余白を作り出し、“体感としての音楽の解像度”が上がるように設計しています。歌う表情から滲み出る生命力、繊細なブレスによる表現力、コンプレックスからくる独自の魅力…。そんなアーティストの本質が浮き彫りになって感じられてきます。

そして重要なのは、アーティストとユーザーの『THE FIRST TAKE』への愛が、このチャンネルのブランド価値そのものだということです。彼らの愛と本気で向き合った、このコンテンツが一つのカルチャーとして定着することを、僕らは望んでいます。

アートディレクター・清水恵介
アートディレクター・清水恵介